【初投稿】薬学生が勝手に考えたすごい薬

こんにちは

 

こちらのブログは今年に国家試験を控えた薬学部6年生が息抜きで書くブログです。日記、記憶の整理としていろんなことを書いていけたらなと思います。

 

そして、今回は薬学生が勝手に考えたすごい薬ということで、勉強していた時にこの薬スゲーな!!!と思ったことを共有してみたくて書いてみました。早速、行きましょう

 

薬学生が勝手に選んだすごい薬それは...

 

アスピリン!!!!!!!!!!!!!!!!

アスピリンは高校の有機化学でも出てくるようなけっこう単純な構造をした物質です。そして、医薬品の中で初めて人工的に合成された薬です。そんなアスピリンのすごいところは、1900年ごろに使われ始めてから現在に至るまで多くの人が使っていて、今でも更なる使用方法が研究されているところです。


1900年ごろにヤナギの木の成分をもとに合成されたアスピリンは消炎鎮痛薬として使われました。第一次世界大戦後のアメリカでは多くの人がアスピリンを服用していたことからアスピリンエイジと呼ばれるほどだったそうです。この時点で多くの人類を助けています。しかし、アスピリンは現在、消炎鎮痛薬としてはあまり使われていません、一般用薬 ( ドラッグストアで処方箋なし購入できる薬 ) に成分として含まれているものはありますが、より副作用が少ないロキソプロフェンや作用の強いジクロフェナク、小児に使いやすいアセトアミノフェンのほうが使われているでしょう。


では現在は何に使われているのでしょう。それは脳梗塞心筋梗塞の予防に使われています。この脳梗塞心筋梗塞の予防という効果は他の類似の鎮痛薬薬であるロキソプロフェンやジクロフェナクには存在せず、アスピリン特有のものとなっています。その理由については長くなるので割愛します。アスピリン脳梗塞心筋梗塞の原因となる血栓を作らせづらくすることで薬効を示します。薬局実習でも消炎鎮痛剤で処方されているところは一切見たことがなく、この血栓予防の種に用いられているのがほとんどでした。


このように最初はアスピリン時代を築き上げ、次に日本でも死亡率の高い脳梗塞心筋梗塞に対して予防効果のあるアスピリンですが実は更なる作用があるのでは?といわれるようになりました。いままででも十分な働きをしていて多くの人類を助けてきたアスピリンさん、さらにどんな効果があるんだ!といえばそれは...

 

大腸がんに対する予防効果です!!!!!!!!

そう、アスピリンは現在患者さんが増えている大腸がんに対しても予防効果があると言われています。とはいってもまだ予防効果があるかも?という状態で研究が進められている状態ではあるのですが、それにしたってすごい。加えて、少しこの記事を書くためにアスピリンについて調べていたら認知症に対する予防効果もあるのでは?ということ...どんだけ人類を助けたら気が済むのでしょうか。ぜひとも有用性が認められて予防薬として引き続き人類を助けていただきたいなと思います。

 

注意:今回書いた内容を見てそんな予防効果があるのか!!と思って一般用薬を使わないようにお願いします。薬は適正な量の設定や適した患者さんに対して使われて初めて効果を発揮するもので、専門家じゃない人が適当に使うと大変危ないので!!

 

というわけでほんとはもっと他の薬(インスリンオピオイドなど)について書きたい!と思っていたのですが気が付いたら1000字超えていたのでここらへんにしようと思います。そもそも読んでもらえるか不安ですがブログを書くのは初めてで文章も読みづらかったらすいません、これから更新していくごとに改善できたらと思います。

 

最後まで読んでくださった方がいましたら、ほんとにありがとうございました!!!